皆様は建設コンサルタントの仕事にどのような印象をお持ちでしょうか? よくご存知の方から名前を聞いたことがあるだけという方まで様々だと思います。
この度、一般社団法人iRIC-UC(https://uc.i-ric.org/)では、学生の皆様に建設コンサルタント河川計画部門の仕事を知って頂くため、会員企業の第一線の技術者による講演会を企画しました。この講演会を通して、建設コンサルタントについて知って頂き、皆さんが進路を検討する際の参考になればと思います。奮って参加頂ければ幸いです。
※各講の時間には5 分程度の質疑時間を含みます
北海道大学大学院工学研究院教授 清水康行
三井共同建設コンサルタント株式会社
河川整備の企画・計画・設計において建設コンサルタントがどのような役割を果たしているのか、河川管理者と建設コンサルタント、施工業者のそれぞれの役割等について解説します。
パシフィックコンサルタンツ株式会社
降雨解析、流出解析など水文学・水理学で学んだ技術が洪水調節計画・治水計画にどのように活かされているのか、最近転換された流域治水にも触れながら建設コンサルタントの役割を解説します。
日本工営株式会社
洪水を安全に流下させるために、洪水時の流況予測や河床変動解析技術を駆使して河道のかたちを決めています。また、治水だけでなく、人々の利用や、川に育まれる自然環境のことも考えての試行錯誤について解説します。
株式会社ドーコン
氾濫解析は、氾濫被害軽減のための備えに活用されているほか、治水事業の妥当性を経済的な観点から評価するために活用されております。本講演では、建設コンサルタントが実施する氾濫解析が、どのように役立てられているかを解説します。
いであ株式会社
洪水を安全に流す河川整備が必要である一方で、河川が本来有している生物の生息環境や多様な景観を保全・創出することも河川技術者にとっては重要な役割です。河川環境に配慮した川づくりの考え方、事例について解説します。
京都大学防災研究所准教授 竹林洋史